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人生は万華鏡

後期高齢者(複数あり)

先月下旬、父に会ってきた。
1年2ヶ月ぶり。

半年に1回の主治医や施設スタッフとの面談という貴重な機会に
キーパーソンの弟が声をかけてくれて同行できた。
コロナ禍で、普段は電話でのやりとりだけ。

要介護4の父は、自力で寝返りすらできない状態だが、
認知機能は衰えることなくしっかりしていた・・・昨年までは。

後期高齢者(複数あり)_a0269018_19002941.jpg


父は、弱っていた。
人生の坂を終点へ向かって下っていた。
声をかければ応えるし会話も成り立つが、反応が鈍い。
このまま少しずつ衰えていくのだなと、妙に納得して帰ってきた。
次回のスタッフとの面談は来年4月だが、
その時は同行可能かわからないし、
私が生きている父と面会できるのは、
これが最後かもしれないなーと思っている。




さて、義母。
いまだ入院中。
まもなく1ヶ月。

作業療法士からは、機能回復のリミットが見えているようで、
そろそろ退院を~と連絡があったのだが、
なにせ一度も本人と面会できていないので、
果たして自宅へ戻って生活可能なのかさっぱりわからない。

義父の時にお世話になったケアマネさんに連絡して、
義母も担当していただけることになった。
我が家の事情を知っているので、やりとりもスムーズでありがたい。






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# by hiyori111 | 2021-11-08 21:17 | カイゴ

4年ぶり

義母が入院した。

本人は、ちょっと診察してもらったら
すぐに帰宅するつもりだったのだろう。

義母が昼間過ごしている離れに、掃除のために入ったら、
義母専用のミニキッチンの炊飯器には、
研いで炊くばかりになったお米が入っていた。
見つけたのは入院から3日後のこと。
あと数日遅かったら・・・アブナイ!

4年ぶり_a0269018_17344387.jpg


まさか脳梗塞になっているとは、
本人も思ってもみなかったに違いない。

右手の違和感は、夜中にトイレに起きた際に転倒し、
うっかり筋を痛めたせいだと言っていたし、
少し引き摺り加減の右足は痛みも無く大丈夫だと言っていたし、
それをそのまま受け取った私たち家族も、他の病気を疑いもせず、
朝イチで連れて行ったのは整形外科だった。

整形外科で、レントゲンを撮った後、
かかりつけ医の受診を勧められ、
かかりつけ医では、本人を診た後、
すぐに紹介状を書くから脳外科受診を勧められ、
そして、総合病院でCTとMRI検査の結果、そのまま入院となった。


義母は。

話せる。
少し言葉を出すのに時間がかかるけど。

歩ける。
右側に力が入らず、支えてやらなければならないけど。

食べられる。
咽やすくてかなりこぼすけど。

左脳のど真ん中に梗塞がある。
とりあえず、治療は2週間の見込み。
その後、リハビリ病棟へ移動する。期間は未定。


介護のキーパーソンとして動くのは4年ぶり。
あ、昨日は義父の命日だった。





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# by hiyori111 | 2021-10-19 22:05 | カイゴ

相変わらずのお籠り生活

淡々と日々が過ぎていく。
仕事に追われ、あっという間の1週間。

週末は相変わらず家にいる。
友人たちとも会っていない。

土曜日は、普段手が回らないところの掃除。
日曜日は、溜まったアイロンかけなどの雑用。
毎週、家事を片付けていると日が暮れる。
早めに片付けば、音楽をかけて読書。


最近、自分はこれから何年生きるのだろうと
考えることが多くなった。
10年前は、いつ死んでもいいと思っていたのに、
少しだけ「生」に執着が出てきたような気がする。
(この世がいいところだと思ってもいないのに)
そして、この世に執着している表れか?
どうでもいい余計な物が増えてきた。


週末、掃除をしながら、クローゼットや本棚を見直す。
身体は一つ。
服はもっと少なくてもいいだろう。
本もあと何冊読めるだろうか。
買って積読はもうやめよう。

この週末は、高山なおみさんの料理エッセイを飛ばし読みした。
立て続けに5冊。
ご主人を頼りにしている雰囲気から、
仕事の時は留守だと助かるとなり、
最後の本では別居中となっていた。
そして、
高山さんの文っていいなぁ~と思い、その後、
新刊が出るたびに購入するきっかけになった本だけ残すことにした。


相変わらずのお籠り生活_a0269018_17591917.jpg


これを繰り返したら、私の本棚には何冊残るのだろう。





# by hiyori111 | 2020-10-25 22:33 | ヨマイゴト

無くなって大切なものを知る

暑さ寒さも彼岸まで

確かに、彼岸になったら一気に秋の気配が濃くなった。
日の入りが早くなり、
毎年のことだけれど物悲しい気分になる。

そして、私の口の中も淋しくなってしまった。
数年前に神経を抜いて処置した歯が、
根元近くで折れてしまった。
ここ数日、なんとなく被せた部分が動く気がしていたのだが、
昼食後、歯磨きをしていたらぽろっと・・・

喪失感が半端ない。


自分でも意外なほど気持ちが落ち込んでしまい、
午後から仕事が手につかなかった。

帰宅して、すぐに歯科医院に電話をしたが、
最初は空いているのは来月半ばと言われ、
なんとか金曜日のキャンセルで空いた枠に入れてもらった。

いろいろ病気や怪我をしてきたが、一番嫌いなのは歯科。
もう既に憂鬱で仕方ない。

幾つになっても、
嫌なものは嫌!なんだよー!!




# by hiyori111 | 2020-09-23 20:36 | ヨマイゴト

元・観劇ブログだが

抽斗の片付をしていたら、分厚いファイルを見つけた。
中身はチケットの半券やフライヤーだった。

へぇ〜、結構行っていたんだな~と、
フットワークの軽かった自分にちょっとびっくり。
ミュージカル、演劇、歌舞伎、文楽、落語、ライヴ、美術展、
12年前のラグビー観戦のチケットもあった。

コロナ禍で、こういうたぐいのものは
不要不急というカテゴリーになるんだろうな。
ひとの心を満たしたり癒したりするものなんだけどね。
落ち込んでいた時や、仕事や人間関係に悩んでいた時に、
舞台や歌などから力をもらったことは数知れない。

非常事態宣言が解除になり、
ファンクラブやチケットサイトなどからお知らせが届くようになって、
ああ、久しぶりに行きたいなーという気持ちは、
正直に言えばちょっとだけある。
でも、自分の周囲を見渡してリスクを考えたら、
そんな気持ちはみるみる萎んでしまう。

行きたいけど行けない。
でも、それに「我慢」という言葉はまったく必要ない自分に気付いた。
何が何でもチケットを取ろうと、
予約開始時間に待機していたこともあるのに。

こんなふうに気持ちが冷めたのは、
親の介護があると、
数ヶ月先の予定を入れられなかったり、
病院や施設からの連絡でチケットが無駄になったり、
という苦い経験を何度かして、
観劇友達と距離をとるようになった頃からかも。

1人でも観に行くぞ!とチケットを取ることは、
もう私には無い気がする。
これからは、慎ましくゆるゆるとまいりますわ。




# by hiyori111 | 2020-08-27 22:43 | ヨマイゴト



人生って、まったく同じ1日ってないよね。似てる日はあるかもしれないけれど。まるで万華鏡みたいだなぁって。
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