想い出話
祥月命日に合わせて生花のアレンジが届く。
昨年まで8年間ずっと。 娘を忘れずにいてくれる、それだけで親としてはありがたいこと。 昨年、お礼状に「一度いらっしゃいませんか」と書いた。 投函してから、余計なことだったな・・・と少し後悔した。 仕事から帰宅し、洗濯物を片付けていたら 見知らぬ番号から電話があった。 毎年、お花を贈ってくださる方だった。 「昨年のお手紙に書いてあったので、 今週末にお花を届けに伺いたいのですが」 と。 もちろん! なによりもあーちゃんが喜ぶと思う。 中高在学中に一番慕っていた先輩だから。 今年もあーちゃんが好きな向日葵を入れたアレンジをいただいた。 初めてお会いして話したが、 予想以上に穏やかで感じのいいお嬢さんだった。 湿っぽくならず、ユーモアを交えながら、 あーちゃんの学校での様子を教えてもらった。 ああ、こんなに素敵な先輩や友人に囲まれていたんだ。 反抗期で親には詳しく話してくれなかったけれど、 楽しく充実した学生時代だったんだな。 つい昨日のことのように語り合えて、 久しぶりに娘はすぐそこにいると感じられた午後だった。 来てくださって、ありがとう。 本当にありがとう。 あーちゃん、よかったね。
by hiyori111
| 2019-07-20 23:05
| イノリ
|
by 日和
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